今年7月上演のミュージカル『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』に、英・日から中国語への翻訳を手掛けてまいりました。
初めてのオファーにして、私にはもったいないような仕事でした。元々ミュージカルが好きで、特にアンドリュー・ロイド=ウエバー作品のファンということもあり、本当に恐縮な思いでした。実際、終えてみて、作品に携えたことに感謝しています。
人のためになる仕事、形に残る仕事ができてよかったと思います。
劇場の制御室から見えたステージです。その両脇は日本語字幕用のディスプレイになっています。
光を抑えた作りであるため、ステージの邪魔にはなりません。
一方、私が担当する中国語はオプション扱いのため、劇場から300円ほどでタブレットを借りられます。
また、生の舞台で観る字幕はステージのパフォーマンスを助けるため、通常テレビなどよりも余裕で観られる字数のコントロールはしております。更にありがたいことに、同じ尺でも、中国語の場合は日本語よりも少ない字数で表現できます。逆の発想で状況を捉えれば、つまり原文の英語から、より多くの情報を盛り込むことができ、原文に近い表現ができるということです。
最後になりますが、今度は言葉の遊びなどで、更にステージを盛り上げられる工夫に挑戦したいと思います。
追伸:この度、この作品に参加できたことは、日本語字幕担当の方のおかげです。
感謝いたします。